文系からエンジニアへ:ゼロから歩んだ「成長3年目」の軌跡

文系からエンジニアへ:ゼロから歩んだ「成長3年目」の軌跡

こんにちは!株式会社ボードルア、入社3年目エンジニアの芦屋です。
3年前、法学部のゼミで判例を読んでいた私が、今やネットワークの経路設計について議論し、後輩のドキュメントレビューをしている…。 我ながら、信じられない変化です。
「文系未経​​験からITエンジニアへ」という言葉はよく聞きますが、その「リアルな中身」はあまり語られません。 入社1年目はがむしゃらでした。2年目は少し自信がつきました。
そして、「3年目」。 ここが、本当の意味で「エンジニア」として自立し、次のステージへ進むための、とても重要なターニングポイントだと感じています。
今回は、知識ゼロの文系出身だった私が、ボードルアで「3年目エンジニア」になるまでの軌跡をお話しします。

1年目:「スタートライン」と「実践」のギャップ

私のエンジニア人生は、「入社前研修」から始まりました。

法学部出身の私に、先輩が1対1でついてくれ、ITの「イ」の字から専門資格「CCNA」の取得までを徹底的にサポートしてくれたのです。

このおかげで、何とか「エンジニア」としての最低限のスタートラインに立つことができました。

しかし、本当の学びが始まったのは、入社後です。 ボードルアには「ボードルカレッジ」という、入社後に本格的に始まる独自の研修制度があります。

CCNAの「次」を学ぶ場

カレッジは、CCNAという「知識」を「現場で使える技術」へと昇華させる場所でした。

サーバー構築の基礎、実践的なコマンド操作、障害切り分けの考え方など、

教科書だけでは学べない、より実務に近いスキルをここで叩き込みました。

「先輩社員との交流の場」としてのカレッジ

何より大きかったのは、カレッジが単なる研修ではなく「先輩社員との交流の場」でもあったことです。

講師として登壇する現場の第一線で活躍する先輩や、勉強会で一緒になる他部署のエンジニアとの繋がりができました。

「現場で困ったら、まず誰に聞けばいいか」「エンジニアとしてのリアルなキャリアパス」など、”生きた情報”をここで得られたことが、大きな財産になっています。

初めての「現場」(お客様先)

初めてお客様先へ。もちろん不安でいっぱいでした。

役割は先輩のサポート、手順書通りの監視業務。

学んだことと、現場の「リアル」とのギャップに戸惑いながらも、スポンジのように全てを吸収する日々でした。

2年目:「点」と「点」が「線」になった瞬間

2年目になると、少しずつ任される仕事の「質」が変わってきました。

「わかる」から「できる」へ

1年目に学んだ知識が、現場の経験と結びつき始めました。

「あ、カレッジで習ったあのコマンド、この障害の時にこうやって使うのか!」と、点と点が線になる瞬間が何度も訪れました。

監視業務だけでなく、先輩の監督のもとで「ネットワーク機器の設定変更」など”作る側”の業務にも挑戦。

自分の手でインフラが動く瞬間の興奮は、今でも忘れられません。

「なぜ?」を考えるクセ

ボードルアの先輩たちは、「この手順書通りにやって」とは言いません。

「なぜこの設定が必要だと思う?」と、常に背景を考えさせてくれました。

この「なぜ?」を考えるクセが、2年目で私を大きく成長させてくれたと思います。

オフィスに戻った際は「勉強スペース」で調べ物をしたり、先輩を捕まえて質問攻めにしたりしていました。

3年目(現在): 「もらう側」から「与える側」へ

そして今、3年目を迎えて、私の役割は劇的に変わりました。

「教わる」から「教える」立場に

今年の春、私のチームに文系未経験の新入社員が配属されてきました。

3年前の私と、全く同じ目をした後輩です。

今度は、私が彼に「なぜこの作業が必要か」を教える番。

自分が苦労したからこそ、「ここが分かりにくいよね」と先回りしてサポートできる。

後輩の成長を見るのは、技術的な課題をクリアするのとはまた違った喜びがあります。

「任される」から「任せる(+責任を持つ)」立場に

ボードルアは平均年齢27歳。「若い人を信じて任せる文化」が強く、3年目でも小さなチームの「サブリーダー」を任されることがあります。

お客様との定例会で、進捗報告や簡単な技術提案を行う。メンバーのタスクを管理し、チーム全体のアウトプットに責任を持つ。

もちろんプレッシャーはありますが、1年目、2年目とは比べ物にならないほど「自分がプロジェクトを動かしている」という実感があります。

文系出身だからこそ、今がある

振り返れば、あっという間の3年間でした。 なぜ知識ゼロの私がここまで来られたのか。

それは、ボードルアに「成長の仕組み」が揃っていたからです。

  • 「ボードルカレッジ」という確かな【教育】と【交流】
  • 「SES」という多様な【実践の場】
  • 「若手に任せる」という挑戦の【文化】
  • 切磋琢磨し合える、困ったときに助け合える【仲間】

文系出身であることは、全くハンデではありませんでした。むしろ、「分からない人の気持ちが分かる」ことは、

今、後輩を指導したり、ITに詳しくないお客様に説明したりする上で、最強の武器になっています。

3年前、不安の中で一歩を踏み出した私。 もし今、同じように迷っている方がいるなら、伝えたいです。

「3年あれば、人は想像以上に変われる」

あなたもボードルアで、自分だけの「成長の軌跡」を描いてみませんか?

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