【未経験者向け】ITインフラエンジニアって何?どんな職業?なんで需要が高いの?
「IT業界に興味はあるけど、プログラミングは難しそう…」 「手に職をつけたいけど、将来なくなる仕事は嫌だ」
そんな未経験の方にこそ知ってほしいのが、「ITインフラエンジニア」という職業です。
華やかなスマホアプリやゲームの裏側で、世界中のデジタル社会を支えている「縁の下の力持ち」。今回は、ボードルアが得意とするこの仕事の魅力を、身近な例でわかりやすく解説します。
そもそも「ITインフラ」ってなに?
一言で言うと、ITサービスにとっての「電気・水道・道路」です。
普段、私たちが当たり前のように使っている以下のサービス。
スマホのSNS(LINE, Instagramなど)
YouTubeなどの動画配信
Amazonなどのネットショッピング
銀行のATMやPayPayなどの決済
これらはすべて、ITインフラという土台が動いているから使えます。 どんなに面白いゲームも、便利なアプリも、この土台(インフラ)がなければ1秒も動きません。
エンジニアというと「画面を作る人」をイメージしがちですが、インフラエンジニアは「その画面が動くための場所や道を作る人」です。
具体的に何をするの? 4つの職種を「街づくり」で解説!
① ネットワークエンジニア
= データの「高速道路」をつくり、渋滞を整理する仕事
世界中の情報を行き来させるための「道(回線)」をつなぐ仕事です。
どんな仕事?
会社のパソコン同士がつながるように設定する。
「ルーター」や「スイッチ」という通信機器をパズルのように組み合わせる。
通信が遅くならないように、データの通り道を整備する。
例えるなら…
「インターネット世界の交通整備員&道路工事士」 道がなければ車(データ)は走れません。渋滞(通信遅延)が起きないように、快適な道路網を作るのがミッションです。
② サーバエンジニア(クラウド含む)
= データを保管する「巨大な倉庫」や「土地」を用意する仕事
アプリやWebサイトが動くための「本体(コンピュータ)」を用意し、使える状態にする仕事です。最近は「クラウド(ネット上の仮想空間)」を使うことが増えています。
どんな仕事?
アプリを動かすための高性能なコンピュータ(サーバ)を構築する。
AWSやAzureといったクラウド上に、仮想のサーバを作る。
たくさんのユーザーがアクセスしても壊れないように設計する。
例えるなら…
「デジタル世界の建設業者&倉庫管理人」 お店(Webサービス)を開くための「土地と建物」を用意し、商品(データ)を安全に保管できる倉庫を管理します。
③ セキュリティエンジニア
= 悪いやつから会社を守る「警備会社」
ニュースでもよく聞く「サイバー攻撃」や「情報漏えい」から、企業やユーザーを守る仕事です。
どんな仕事?
外部からの不正アクセスを防ぐ「壁(ファイアウォール)」を作る。
システムに弱点がないか、あえて攻撃してチェックする。
ウイルス対策ソフトを導入・管理する。
例えるなら…
「会社の城壁を守る、最強のガードマン」 大切な顧客情報という「財宝」を狙う泥棒(ハッカー)から、24時間体制で会社を守ります。
④ 運用・保守エンジニア
= 24時間動き続ける工場の「お医者さん」
作ったシステムが止まらないように見守り、トラブルが起きたらすぐに直す仕事です。
どんな仕事?
監視モニターを見て、エラーが出ていないかチェックする。
「ネットが繋がらない」という社員からのSOSに対応する。
古くなった機械を新しいものに交換する。
例えるなら…
「ITインフラの主治医&救急隊」 人間が健康診断を受けるように、システムも日々のチェックが必要です。もしもの時は、すぐに駆けつけて治療(復旧)します。
なぜ「需要が高い」と言われるの?
理由①:ITが止まると、社会が止まるから
理由②:新しい技術が出るたびに、インフラも進化するから
理由③:未経験からでも「プロ」を目指しやすい
「センス」が必要なデザインや開発と違い、インフラは「技術のルール」が決まっています。
正しい知識を身につけ、資格を取れば、文系・未経験からでも着実にスキルアップできるのが特徴です。
未経験から、日本のデジタル社会を支えるプロへ
「難しそう」に見えるかもしれませんが、やっていることは「デジタルの世界の道路を作り、建物を建て、警備をして、メンテナンスをする」こと。非常に現実的で、貢献度が目に見える仕事です。
ボードルアでは、未経験からこうしたプロフェッショナルを目指せる環境が整っています。 あなたも、一生モノの技術を身につけて、見えない場所から世界を動かしてみませんか?