内部監査が語る。コンプライアンスが守る“社員の安心”
こんにちは。株式会社ボードルアで内部監査を担当している佐々木です。
「内部監査室」 この言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
「堅苦しそう」「ミスを探される」「なんだか怖い部署」…
そんなイメージをお持ちの方も、少なくないかもしれません。
私たちの本当の役割は、「監視」や「あら探し」ではありません。
社員の皆さんが安心して働ける「環境」と、上場企業としての「信頼」を守ること。それが私たちのミッションです。
特に、平均年齢27歳と若く、ITインフラ事業を柱とするボードルアにとって、
コンプライアンス(法令遵守)は、単に「会社のため」だけにあるのではありません。
それは、最前線で働く社員一人ひとりの「安心な未来」を守るためにこそ、存在するのです。
「コンプラ」が“盾”になる
私たちボードルアのエンジニアは、基本的にお客様先で業務を行います。これは、大手通信キャリアや金融機関など、多様な最先端の現場を経験できる、ITインフラ業界ならではの大きなメリットです。
しかし、その反面、お客様との「契約」の範囲を超えた要求や、指揮命令系統の混乱(いわゆる偽装請負のリスク)といった、グレーな状況に直面する可能性もゼロではありません。
特に、社会人経験の浅い若手エンジニアが、知らず知らずのうちにそうした状況に巻き込まれないよう、私たち内部監査室や法務部門が「法律」と「契約」という明確なルールに基づき、会社としての防波堤になっています。
エンジニアの皆さんが、「何かおかしいな」「これは契約外の業務ではないか?」と感じた時。その違和感を決して一人で抱え込ませないこと。安心して相談できる窓口となり、会社として社員を守る「盾」となる。それが私たちの重要な役割です。
「監査」は“社員を守る”ための健康診断
コンプライアンスが守るのは、法律だけではありません。 社員の皆さんの「労働環境」こそ、私たちが最も重視するテーマの一つです。
- 「残業時間は適正か?」
 - 「サービス残業が発生していないか?」
 - 「ハラスメントに繋がるような言動はないか?」
 
私たちは定期的に各部署の業務状況をヒアリングし、客観的なデータに基づいて監査します。これは、まさに「会社の健康診断」と同じです。
問題を「罰する」ためではありません。問題が小さいうちに発見し、原因を究明し、現場と一緒に「改善」するためです。
社員が心身ともに健康で、安心して働き続けられる環境を維持すること。その「当たり前」を仕組みとして支えるのが、内部監査の仕事です。
「風通しの良さ」が作る“自浄作用”
ボードルアは平均年齢27歳。若いうちからリーダーやマネージャーを任される「挑戦を応援する風土」があります。 しかし、若手が多いからこそ、「知らなかった」では済まされないのがコンプライアンスです。
私たちは、上場企業としての社会的責任を果たすため、「ボードルカレッジ」と連携したコンプライアンス研修や、定期的な情報発信を通じて、「育てる仕組み」の一環として啓発活動も行っています。
とはいえ、仕組みだけでは不十分です。 ボードルアの最大の強みは、社員同士、そして経営陣との「距離の近さ」だと感じています。
私たち内部監査室も、決して「遠い存在」ではありません。何か問題が起きた時、あるいはその兆候を感じた時、隠すのではなく、すぐに相談できる「風土」があります。 部長や先輩社員との1on1ミーティングなども頻繁に行われており、現場の声が経営層にダイレクトに届く透明性。
この「風通しの良さ」こそが、ボードルアの健全性を保つ最大の「自浄作用」なのだと確信しています。
コンプライアンスは「安心」のためのインフラ
コンプライアンスは、「あれもダメ、これもダメ」という窮屈なルールではありません。 それは、社員の皆さん一人ひとりが、不利益を被ることなく、公正な環境で安心して挑戦し、成長し続けるために必要な「インフラ」です。
私たち内部監査室は、皆さんの「安心」を守るパートナーとして、今日もボードルアの健全性を支えています。